長年夫婦でいると些細なことが原因で喧嘩してしまうもの。すぐに関係を修復できれば良いのですが、すべての問題が簡単に解決できるとは限りません。ここでは、別居を考えている人に知ってほしいマンスリーマンションの活用方法を紹介します。
夫婦関係に亀裂が生じたとき、よく話し合っても答えが出せないなら、思い切って少し距離をとってみるのも方法のひとつ。ただ、夫婦関係がうまくいっていないからと言っても、いきなり別居をするのは勇気が必要です。
なかなか別居に踏み出せない人は、あくまでも「お試し」として期間限定の別居を行ない、冷静になって相手のことを考える時間をつくってみてはいかがでしょうか。
お試し別居とは本格的な別居ではなく、マンスリーマンションを仮住まいとして夫と妻が距離を置いて生活を送ること。拠点は自宅に残しつつ、一定期間の間夫婦のどちらかが家を出ることになります。
この先離婚するのか修復するのか、正しい判断を下すには一度冷静に考えなければなりません。感情的になって間違った決断をしては後の祭り。離婚は2人の問題だけでなく子供や両親など大切な人の人生も変えてしまうので、冷静に考えをまとめられるように環境を整えましょう。
マンスリーマンションでお試し別居を行なうのも再構築へ向かう方法の1つ。普通のマンションやビジネスホテルを借りるのとは違ってさまざまなメリットがあります。次の項目で詳しく説明しているので、一緒にチェックしていきましょう。
ビジネスホテルにはないマンスリーマンションのメリットを紹介します。
部屋に生活必需品が標準設備されているのがマンスリーマンションの最大のメリット。急に別居することになっても、家具や家電を新たに買いそろえなくて良いのです。
マンスリーマンションの賃料は、長期になるほど安くなるケースがほとんど。別居期間は予測できないもので、数ヶ月先まで別居状態が続く場合もあります。いつ終わるか目途が立たないけれど、なるべくコストを抑えたいと考えている人におすすめです。
マンスリーマンションを利用している人の大多数は、出張中のビジネスマンです。当然、滞在している人は遠くから仕事目的で来ている赤の他人。隣に滞在している人の私生活に興味がない人が住んでいるため、私生活を干渉されなくて済みます。
お試し別居をする際の一時的な住まいの選択肢として挙げられるのは、マンスリーマンション・ホテル・一般的な賃貸物件の3つです。それぞれを費用で比較してみましょう。
エリアや部屋の広さ、利用する期間、キャンペーンの利用などによって費用は異なりますが、マンスリーマンションの賃料は1日あたり5,000円ほどです。そこに水道光熱費や退去時の清掃費用、会社によっては契約手数料や鍵交換費用などがかかります。あくまで参考ですが、上記の費用例で計算した場合、仮に30日間(約1か月)利用すると180,000円かかります。
利用するホテルのエリアやプラン、シーズンなどによって費用は異なりますが、ビジネスホテルの宿泊費は1日あたり10,000円ほど。仮に30日間(約1か月)利用すると300,000円ほどかかる計算になります。
立地や部屋の広さ、築年数などによって月額家賃は異なりますが、月額100,000円、敷金・礼金が家賃の1.5か月分、仲介手数料が1か月分と考えた場合、仮に30日間(約1か月)利用すると500,000円かかります。
そもそも短期利用できる賃貸物件はほとんどなく、2年未満で契約を解除すると違約金が発生することもあります。短期で契約できたとしても敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用の負担が大きく、家具や家電の購入費用もかかります。年単位で別居するなら賃貸物件もアリですが、そうでないなら賃貸物件を利用するメリットはないと言ってもよいでしょう。
また上記の計算には含めていませんが、ホテルに宿泊した場合、食事は外食やルームサービスが中心になりますし、洗濯もコインランドリーやホテルの洗濯サービスを利用することになるため、宿泊費以外の出費も高くなりがち。一般的な賃貸物件を利用する場合は、敷金・礼金の負担が重く、家具や家電の購入費用もかかります。
年単位でお試し別居するなら一般的な賃貸物件を利用するのもアリですが、そうでないならマンスリーマンションのほうが安く済ませられるでしょう。
夫婦円満な毎日を送れたら良いですが、ときには些細なことがきっかけで意見がぶつかることも珍しくありません。関係を修復して前に進むためには、お互いに冷却期間が必要です。実家・マンション・ビジネスホテルなど、どこで別居をするのが適切なのか分からない人も多いはず。
次の項目では、喧嘩や浮気がきっかけでマンスリーマンションを利用した人や、離婚の前後にマンスリーマンションを利用したケースを紹介しています。
別居目的で一時的にマンスリーマンションに住んでいました。別居の原因は些細なことで、夫と喧嘩してしまうことが多く、お互いを無視する状態が続いたため。実家を頼るわけにはいかなかったので、マンスリーマンションを選択しました。しばらく夫と距離をとったら気持ちが治まって関係が改善。子供の気持ちを思うと別居することに抵抗があったのですが、一度離れて冷静になれたのが良かったみたいです。
数日間の滞在なら割高だけど、1ヶ月以上ひとりの時間が必要なら利用しても良いと思いました。喧嘩をしたときや落ち込んでいるときは、マンスリーマンションを借りてゆっくり考える時間が必要ですからね。喧嘩するたびに実家に帰るわけにはいかないですし…。
旦那の浮気が原因で家を飛びだしてから3週間が経ちました。現在はマンスリーマンションに住んでいます。旦那に裏切られたことがすごくショックでした。怒りと悲しみが同時に湧いてきて、どうしたらいいのか分からず今は旦那と離れて頭を冷やしています。悩んでいるうちに日が経って、マンションの契約期間が残り1週間ほどになりました。浮気されたときは旦那をすごく恨みましたが、嫌いになったわけではありません。マンションの契約が切れるタイミングで家に戻ろうかと考えています。
妻と別居したときにマンスリーを利用しました。はじめは普通のマンションやアパートを借りることも考えていましたが、ちょうどマンスリーマンションの広告が目に入ったので利用することに。自分の服以外は家から持ち出すことができなかったので、家具や家電付きのマンションっていうのが大変魅力的に見えました。何不自由なく生活ができたため、半年間も滞在。契約期間が長ければ賃料が安くなるのもマンスリーマンションのメリットだと思います。妻と離れている間は、これからの生活について自問自答することができました。別居をきっかけに、お互いにとって良い決断ができたと思います。
離婚が決まって私が家をでることになったので、新しい住まいが決まるまでの間、マンスリーマンションに住んでいました。別れた直後はすごく落ち込んでしまって、家を探す元気もないくらい。事情を知っているフロントの方に親切にしてもらえたので、少しずつ立ち直ることができました。部屋は意外と高級感があり快適に過ごせたので、部屋を借りて良かったと思っています。
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