マンスリーマンションと同じように、短期滞在の選択肢のひとつであるホテル。近年では特定の住居を持たない人も増えているようです。このページでは、気になるホテル暮らしのメリット・デメリットなどを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
ホテルで生活する1番のメリットは、何といっても気に入った場所で暮らせるという点でしょう。一般的な生活とは違い、住宅ローンや月々の賃貸といった費用が発生せず、その分のお金で気ままに暮らすことが可能です。
1つの場所に留まる必要がないため、アクセスの良い都会でも、静かな田舎でも、思い切って海外でも、ホテルさえあればどこでも生活することができるでしょう。
日常生活において、清掃や料理などの家事にかかる時間的・身体的負担は思っているよりも大きいものです。しかし、ホテルで生活していれば、部屋・バスルームの掃除やゴミ捨ては清掃スタッフに任せられます。
また、ベッドのシーツ交換やタオル・パジャマなどの洗濯もサービスに含まれているため、わずらわしい家事から解放されるでしょう。食事や私服の洗濯なども、別途費用さえ支払えば自分で行う必要がなくなります。
ホテルには、シャンプーやボディーソープ、トイレットペーパーや歯磨き粉といったアメニティが揃っています。また、インスタントコーヒーやティーバッグなどが備え付けられているところも多いです。
これらの日用品は毎日補充されるので、細々とした出費を減らせるのは非常に魅力的。買い忘れやストック切れなどの問題からも解放され、日々の買い物も快適になること間違いありません。
ホテルで生活すれば、水道光熱費やインターネット代といったランニングコストがかかりません。水道光熱費は宿泊費に含まれているため「100%支払わなくてはいけない」というわけではありませんが、インターネット代に関しては無料Wi-Fiを設置しているところがほとんどでしょう。
ビジネスパーソンにとってインターネットは欠かせないので、無料で利用できるという点は嬉しいポイントです。
ホテルによっては、館内に大浴場やフィットネスクラブ、プールなどを完備しているところも。たっぷりと身体を動かした後に大きなお風呂でリラックスする特別感は、一般住宅では味わえないことでしょう。
また、駅周辺に建っているホテルも多く、ちょっとした買い物や外食にも最適です。一方で、リゾート地や温泉地に位置するホテルの場合は、仕事と趣味を両立した生活が叶います。
ホテルでの暮らしは、賃貸物件に住むよりも毎月支払わなくてはならない費用負担が大きくなるでしょう。一般的に、ホテル料金はエリアごとに異なるものの、1泊あたり4,000円以上であることがほとんどで、1か月あたり120,000円以上の費用がかかる計算になります。間取りなどによっても異なりますが、家賃相場の高い東京でも1人暮らしで毎月120,000円以上の費用が発生することはまずありません。
ホテルの部屋にはキッチンがないため、ホテルのサービスや外食が基本となります。そのため、料理をするのが好きな人にはホテルでの生活は向いていないかもしれません。また、洗濯機も設置されておらず、こちらもホテルのサービスや近くのコインランドリーを利用する必要があります。マンスリーサービスを実施しているホテルの場合は、室内にキッチンや洗濯物が設置されているので、自分の好きなタイミングで最低限の家事をしたい人はそちらを利用しましょう。
長期滞在をしていると、どうしても荷物が増えていってしまいます。しかし、客室のスペースは限られているため、あまりに多くの荷物は置いておくことができません。そのため、季節違いの服や普段使わない物は、レンタル倉庫などで保管する必要があります。
また、ホテルの部屋は勝手に設備が変更できないため、インテリアにこだわりたい人にとっては物足りなさを感じてしまうかもしれません。
「ホテルで暮らすことのデメリットをどうにかしたい」と思っている人は、ホテル暮らしが大きなストレスとなる可能性が高いでしょう。そんな人にもおすすめなのが、短期滞在に適したマンスリーマンションです。
1週間以上などの短期利用を前提としているマンスリーマンションには、生活に欠かせない家具や家電が備え付けられています。家具家電付きの賃貸物件をイメージすると分かりやすいでしょう。かといって、賃貸物件のように敷金・礼金や期間契約などが発生ことはありません。また、ホテルとは異なり自分の好きなタイミングで家事ができますし、荷物もしっかりと収納できます。
気に入った場所で暮らせて家事をする手間もかからないなど、ホテル暮らしは非常に快適なイメージがありますが、同時にホテルならではの不便さを感じることもあります。そのため、今回お伝えしたホテル暮らしのメリットとデメリットをしっかりとチェックしたうえで、「自分にはホテルでの生活が向いているか」を考えてみてください。
また、「いろいろな場所で暮らしてみたい」と思っている人は、ホテルだけでなくマンスリーマンションの利用も検討してみましょう。暮らし方は生き方を構成する大切な要素のため、自分に合った暮らし方を選択するのが重要です。