家具・家電が揃い、礼金敷金不要で便利なウィークリー・マンスリーマンション。これまではビジネスホテルのシングルルームのような画一的なイメージしかありませんでしたが、近年では利用者のライフスタイルに対応できるさまざまなタイプのものが増えています。
ここではペット可、駐車場付き、ゲストハウス、リゾートタイプなど、ニーズの多い物を中心にご紹介しています。
快適に過ごすための短期賃貸物件選びの参考にしてみてください。
ウィークリーやマンスリーマンションなど短期賃貸マンションというと、生活に必要な家電・家財道具が揃っているものの、ビジネスホテルのようなシンプルなイメージの部屋が思い浮かぶのではないでしょうか。最近ではさまざまなタイプのウィークリー・マンスリーマンションが登場し、従来のイメージが変わりつつあります。
短期賃貸マンションはどれでも同じとは考えず、あなたの利用目的やライフスタイルに合ったものを探してみてはいかがでしょうか。
旅行や出張がある時にペットを飼っている皆さんはどうしていますか。ペットホテルもあるけれど、できることなら一緒にいたいという方も多いのではないでしょうか。最近ではペット可のウィークリーやマンスリーマンションが増えていますので、それらを利用するという選択肢もあります。
注意しなければいけない点は、ペット可ではあるけれど飼育を前提にはしていないということです。あくまでも「ペットを連れて泊まれる」という条件が付いているだけの所がほとんどなので、ペット向けの設備が整っているわけではありません。管理会社へ事前に確認しておくことも無用なトラブルを避けるためには必要でしょう。
また、ペット可だからといって利用者全てがペットを連れて泊まるわけではありません。宿泊中は消臭に気を配り、共有部分なども清潔に保つように心がけましょう。壁紙や家具にペットが傷をつけてしまった時は退去時に管理会社へ連絡する必要もあります。
いろいろと大変な部分もありますが、やはり大切なペットと一緒に泊まれるということはペット好きにとっては見逃せない要素だと思います。ペット好きの方は一度検討してみてはいかがでしょうか。
インターネットが生活の一部となっている現在では、ネット環境の有無が物件を選択する時の前提条件になっていると言っても過言ではないでしょう。とくに一般の賃貸物件と異なり、自由にネット回線を引くことが難しいウィークリーやマンスリーマンションでは、ネット環境の有無は大きな問題です。一昔前はネット対応の物件は一部に限られていましたが、近年では多くの物件がインターネット対応をうたうようになりました。
インターネット対応物件を選ぶ際にチェックしたいポイントは、パソコンの有無とネット回線の種類です。他の電化製品や家財道具と同様にパソコンが設置されているか、あらかじめ管理会社へ確認しておくとよいでしょう。ただし設置されているパソコンは他の人と共有するため、セキュリティーの面で心配があることも忘れてはいけません。セキュリティーが気になる方は自分のノートパソコンを持ち込むようにしましょう。ネット回線は光なら快適さで問題ありませんが、ADSLなど古くて通信速度の遅い回線の所もあるので、これも確認が必要です。また、無線LANの導入もチェックしておきたいポイントと言えるでしょう。
ウィークリーやマンスリーマンションでも自宅のようにネットサーフィンを楽しみたいという方は、ぜひインターネット対応物件を探してみてください。
生活や仕事をする上で車が必要となる方は少なくないと思います。そのような方にとって、駐車場付きか否かは気になる条件ではないでしょうか。ところが駐車場付きのウィークリーやマンスリーマンションは数が少なく、なかなか利用する機会に恵まれないのが現状です。
しかし少ないながらも物件自体は存在しているので、さまざまな管理会社に問い合わせてみるとよいでしょう。駐車場付きの物件は東京など大都市圏に比較的多く存在するようです。ただし利用希望者が多いため、部屋の空きを待たなければならず、早いもの勝ちといった状況であることを覚えておきましょう。
すぐに契約したい方にとってはハードルの高い物件ですが、利用予定時期まで余裕のある方にとっては積極的に狙っていきたい物件と言えるでしょう。
ウィークリーやマンスリーマンションは長めの旅行や出張をする場合に低コストで利用できる便利な存在ですが、それでも料金的に厳しいという方もいるでしょう。そのような方にはゲストハウスをおすすめします。ゲストハウスなら1泊あたり1,000円以下の物件が多く、一般のウィークリーやマンスリーと比較して格安で利用することができます。
ゲストハウスとはシェアハウスの一種で、シェアハウスが一般賃貸のように長期利用者を対象としているのに対し、ゲストハウスはウィークリーやマンスリーマンションのように短期利用者向けの物件となっています。
ゲストハウスというと不特定多数の住人たちとの共同生活というイメージがあり、同居人とのトラブルが心配となるかもしれません。またバックパッカーが利用する海外の安宿のイメージもあって衛生面にも不安を感じるのではないでしょうか。最近のゲストハウスは個室を提供する所も多く、きれいで清潔感のある所が増えています。他人との共同生活に抵抗がない方にはまさに狙い目の物件だと言えるでしょう。
旅行が好きで、観光地や温泉に長く逗留したいという方にはリゾートタイプのウィークリーやマンスリーマンションを利用するという選択肢もあります。
リゾートタイプはその名が示すように、長期休暇中のリゾート生活を目的とする方に向けた物件で、高級感のある物件が多いことが特徴です。マンションタイプのほかに一戸建てタイプもあるので、予算や目的に応じて自由に選べる点も魅力です。
利用料金的には一般的なホテルや旅館の素泊まりとさほど変わらないのが難点ですが、自宅同様にのんびりと過ごしたいという方にはおすすめです。
留学やビジネスで短~中期の日本滞在をする外国人には、外国人対応のウィークリーやマンスリーマンションが便利です。一般的な賃貸物件は敷金礼金があり、外国人の入居に対しても消極的な不動産業者が多い中で、パスポートや在留カードの提示で気軽に利用できる点が魅力です。