企業研修や企業合宿など、オフィスを飛び出し、外の環境でトレーニングをすることは、どの会社でも一般的に行なわれます。
良く見かけるケースとして、2日間や3日間の短期集中的な研修が多いかと思いますが、この場合、ホテルや研修スペースに隣接した部屋などに宿泊し過ごすことがあるでしょう。
ちょっとした修学旅行感覚ということもあり、ホテルや研修スペースに隣接した部屋などで過ごすことは問題ありません。
しかし、それが年間を通じて、入れ替わり立ち替わりで研修を行っている法人企業の場合、都度部屋を抑えるのは手間暇がかかりますし、コストが割高になります。
そこで、マンスリーマンションを法人で借りてしまうことも1つの手。寮のような使い方をすることで、コストを抑えた研修の運用をすることが可能になるのです。
会社の研修などで比較的利用される施設として挙げられるのがマンスリーマンションとビジネスホテルです。その費用相場を見てみるとこのような結果になりました。
■マンスリーマンション(3ヶ月の場合)
月額賃貸料:16万円×3ヶ月=48万円
光熱費:0円
一時金など:3万円/初回のみ
火災保険:0円
家具家電など:0円
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合計:51万円
■ビジネスホテル(3ヶ月の場合)
月額賃貸料:7,000円/1日×3ヶ月(1ヶ月あたり30日で計算)=21万6千円
光熱費:0円
一時金など:0円
火災保険:0円
家具家電など:0円
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合計:64万8千円
1ヶ月以内であればビジネスホテルのほうがお得に利用できるかもしれませんが、それ以上の日数になると、やはりマンスリーマンションの方が経済的です。さらに自炊や洗濯などができるのも大きなポイントといえるでしょう。
ある程度長い時間缶詰になるような研修や泊まり込みのプロジェクトなどでは、プライベートな時間も必要になります。
常に集団行動をしていると、家族がいる人はなかなか連絡を取ることができませんし、何より常に他人と一緒で気疲れしてしまう人が出てきます。
学校の部活などの寮などでも、年長者になれば個室が与えられるように、気心知れた間柄でも常に集団で寝泊まりしていると、ストレスが溜まってしまうものです。
そのようなストレスを与える研修ならそれでも良いのですが、一刻も早く戦力となるための新人研修だったり、新しい事業を立ち上げるための集中的なプロジェクトだったりする場合は、日中の能率が下がってしまいます。
そこで、ホテルほどのコストがかからずに、プライベートな個室で過ごすことができるマンスリーマンションを選択する法人が増えているのです。
新人研修時は右も左もわからない状態です。同世代の人と一緒に過ごすとはいえ、初めてのことばかりで1日中緊張状態になっています。
この緊張状態が長く続いてしまうと、疲労が蓄積され、後々の研修に悪い影響を出してしまうのです。新人だからこそ、休息できる環境を用意することで、一刻も早い戦力化に近づけることができます。
新人だからといって、雑な環境を用意してはいけません。できるだけ家に近い環境をマンスリーマンションで用意することによって、厳しい研修も新人の方々はちゃんと乗り越えてくれるでしょう。
マンスリーマンションを法人契約して寮のように使用することによって、研修期間中の環境を整えつつ会社のコストを抑えることが可能になります。そういった場合におすすめなのは、長期滞在可能なマンスリーマンションでしょう。このサイトでも、利用条件ごとにおすすめのマンスリーマンション会社を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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「約1ヶ月の間、会社の研修のため東京のマンスリーマンションで生活を送りました。駅から歩いて10分ほどの場所にあり、周囲には居酒屋やコンビニがあることから、とても便利で快適な研修期間を過ごすことができました。管理人に一度も顔を合わせることがなかったので、気分の面でもとても楽でした。これからもマンスリーマンションを利用することがありそうなので、大いに活用していきたいと思います」
「私の会社は、入社して3ヶ月間は本社のある東京で研修を行うことになっています。そのため私も含めた約30人が都内にあるマンスリーマンションに泊まることになりました。そこで初めてこういった期間限定のマンションを活用したのですが、家具や電化製品などが初めから備え付けられていたので、本当にカバンひとつで何も持っていきませんでした。とても便利でしたよ!」
「ぼくが入社した会社は各県で半年の間新人研修を行わなければならないということもあり、全員マンスリーマンションを活用していました。さながら寮生活といった感じです。生活に必要な設備はそろっていたので、自分で洗濯や炊事を行うことができ、ベランダに洗濯物も干せるので、清潔で快適な環境で研修生活を送ることができました」
研修にそなえてマンスリーマンションを選ぶとき、チェックしておきたいポイントをおさえておかなければ、研修に参加する多くの新人にストレスを与えかねません。ここでは、要チェックポイントをまとめています。
研修でマンスリーマンションを利用する場合、慣れない場所でよく困ってしまうのが移動です。研修先へ移動する際、公共交通機関を利用するための駅までの道で迷ってしまうことも。移動中の時間をロスして研修に遅刻する事態になってはいけません。駅から近い場所にあるマンスリーマンションを選ぶことで、最寄駅から研修先までの道を迷わずに把握できます。研修先へ向かうまでの移動時間もロスが発生しなくなります。
2~3日の短期研修もあれば長期に渡る研修もあります。長期間滞在する場合、どうせ借りるなら自宅のように気兼ねなく過ごせるマンスリーマンションが良いと思う方も多いはず。マンションによっては「部屋が広い」「アクセスが良く利便性が高い」「必要な設備が整っている」など、条件が良い物件は多くあります。立地や設備、環境などから、どのような部屋を借りたいかを明確にすることがポイント。ただし、条件が良いマンションはそれだけ賃料が高くなる傾向にありますので、予算もきちんと決めて部屋を選ぶようにしましょう。
長期研修の場合、一人で外食をする場合や日用品などのちょっとした買い物が必要になることがあります。その際にわざわざ遠いところまで足を運ばないと飲食店やお店がない場所だと大変不便です。マンションを決める際は、周辺にどのようなお店があるのか、何時まで開いているのかなどの情報もチェックするようにしましょう。
マンスリーマンションは経済的な部分だけでなく、必要最小限の持ち物でそれまでの生活と変わらないクオリティの生活を送ることができるというメリットがあります。そのメリットは会社の研修などの行事においては非常に高く作用してくれます。何しろ、この研修のために新しく物を購入する必要がなく、入居するときも、退去するときもじつに身軽に行動ができるからです。
ただ、細かい日用品などは現地で購入する必要性が出てくると思いますので、柔軟に入手しておくといいでしょう。特にあると便利なものを挙げておくと、洗濯ばさみ、キッチン洗剤、スポンジ、お風呂用の洗剤、ビニール袋など。マンションの周りにある100円ショップなどで気軽に購入することができます。