出張中のビジネスマンが1人で利用するイメージが強いマンスリーマンションですが、実はカップルや家族など2人での利用を歓迎しているマンスリーマンション業者も多くあります。
実家の増築工事が終わるまでの仮住まいや結婚前の予行演習として恋人と生活するなど、マンスリーマンションを2人で利用する目的はさまざま。ただし、単身と2人では契約内容や滞在費用が異なるうえに、業者によって細かいルールが設けられているため注意が必要です。
2人でマンスリーマンションを利用する場合の相場や、業者による契約内容の違いについて、ここで確認しておきましょう。
マンスリーマンションを2人で借りる際に必ず確認しておきたいのが、水道光熱費。単身の場合は1日あたり約700円ほどの請求が一般的です。2人で住む場合も同様に水道光熱費が発生し、2人目には1日あたり300円ほどの水道光熱費になります。そのため1日の合計は1,000円ほどが相場となります。
マンスリーマンションは水道・ガス・電気を使用した分だけ支払うシステムではありません。水道光熱費に関しては、1日あたりの費用として設定している業者がほとんどなので、使用量に関係なく水道光熱費が請求されるのです。料理をせず洗濯をコインランドリーで済ませる人でも、毎日決まった水道光熱費が加算されます。業者によって2人目の水道光熱費が異なるので、契約前に必ず確認することが大切です。
2人以上で利用しているにも関わらず、水道光熱費など滞在費用を節約するため内緒にするのは契約違反となります。強制退去させられるケースもあるので、必ず申告をしましょう。
2人でマンスリーマンションを借りる際は、業者によって定められているルールに従う必要があります。
以下の項目では、2人でマンスリーマンションに住む場合の料金システムや滞在者が守るべきルールを会社ごとにまとめているので、一緒に確認してみましょう。
■レオパレス21の場合
1部屋に2人以上で入居できます。契約途中で入居者に変更があっても対応可能です。
マンスリープランで契約する部屋に同居人を1名追加すると、同居人追加利用料として30日あたり3,240円が発生します。短期プランを契約する場合は、1日あたり108円の費用が発生。これらの追加料金は、契約時または同居する前日までに一括での支払いが必要です。同居者が増える場合は、必ず最寄りのレオパレスセンターまで連絡を入れて契約内容の変更を伝えましょう。
■グッドステイ東京の場合
滞在中に家族や友人を宿泊させる場合は、別途料金が発生します。公式サイトに2人目以降にかかる費用の詳細が掲載されていないため、電話にてお問い合わせください。
小さな子供との同居に関しては追加料金がかかりませんが、1Rや1Kの部屋はもとも単身用の部屋となっているため、泣き声や騒音には注意しなければなりません。
また、グッドステイ東京は通常のマンションの一室をウィークリーマンション・マンスリーマンションとして貸出をしているため、ビジネスマンや観光客だけでなく、一般的な家族も多く住んでいるのが特徴です。
■ユニオンマンスリーの場合
乳幼児を含む2人以上で滞在することが可能です。水道光熱費に関しては2人分を請求。布団やシーツなどの寝具の用意は1人分となるので、必要な場合は自身で用意する必要があります。
入居ではなく滞在中の数日間のみ家族や友人を宿泊させる場合は、滞在期間分の水道光熱費を追加で支払うことで利用可能です。2人で利用する時のルールや料金システムに関する詳細が公式サイトで確認できなかったため、詳しくは電話やメールなどでお問い合わせください。
■快適マンスリーの場合
2人以上で滞在する場合は、同居人を1人追加するごとに1日あたり300円の光熱費を支払う必要があります。マンションの契約時もしくは変更時の清掃費も追加発生し、1人追加するごとに5,000円かかります。小学生未満のお子さんが同居される場合は、光熱費および清掃費は発生しません。
また、希望すれば寝具を退去時まで10,000円でレンタルすることが可能です。他にもオプションで生活備品の用意も依頼できるため、同居人が増えてもすぐに生活できる環境を整えられます。
■東都マンスリーの場合
物件によっては2人以上で入居することが可能で、単身プランの金額に追加料金が発生します。
中学生以上の同居人が滞在する場合は、1日あたり1,100円がプラス、4歳未満の場合は半額の550円がかかります。同居人の寝具はレンタルで対応可能で、布団一式を1日500円で借りられます。1部屋に複数人が滞在できる部屋は数に限りがあるため、詳しくは電話でお問い合わせください。
結婚を考えている彼の実家に移り住むことになり、増築工事の間の仮住まいとしてマンスリーマンションを契約しました。実家の近くにあるマンションだったので、何かあれば実家にすぐ行けるから便利です!二世帯住宅が完成するまでの間、彼との貴重な二人暮らしを楽しみたいと思います。
2ヶ月ほど彼とマンスリーマンションに住んでいました。彼とはすぐに結婚したかったのですが、お互い実家暮らしなので家事や金銭感覚などの生活力が未知数。「まずは2人で生活してみよう」ってことになったんです。補償金や敷金がかからないので、普通のマンションを借りるより安上がりでした。
2人での入居におすすめ!コストを抑えたマンスリーマンションはこちら>>
あなたはどれで選ぶ?ニーズ別おすすめマンスリーマンション会社