東京都内の地理に明るくない人にとって、どのエリアがどのような特徴をもっているか知らない人が多いと思います。ここでは、人気の高いエリアごとに分けて特徴を紹介しています。さらに、各ページではおすすめのマンスリーマンション会社も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
山手線が走っている新宿・渋谷・池袋・上野・秋葉原といったエリアは全国的にも比較的有名であり、地方在住者でも知っているエリアではないでしょうか。これらのエリアは、人気エリアかつ駅周辺は大型商業施設が多く建ち並んでいるため、住居を探す際は、駅や中心地から少し離れた場所を探すのがコツとなります。
東京都庁が所在する新宿は東京都の政治・経済の中心地であり、新宿駅周辺を中心に大型商業施設や歓楽街、オフィス街などが集積し、必要な物資、入用の大部分をワンストップで満たすことができ、複数路線が利用できる当エリアの生活の利便性と交通アクセスは、紛れもなく良好です。
治安に関しては、商業施設や歓楽街の比率が高いため、主要駅周辺は良いとはいえません。防犯対策も強化されてはいますが、十分に安全が確保されているとは言い難く、当エリアで家探しを行う場合は注意が必要です。
マンスリーマンションの家賃は、都下に比べれば全体的に割高です。一般的な賃貸住宅と比べても、2年間契約した場合の家賃は高くなります。ただし、入居日数を個別に限定する場合には、敷金や礼金が不要、家具や家電も最初から備え付けられている分、マンスリーマンションの方が割安です。
かつては大きなビール工場が街のシンボルで、どちらかというと労働者の街というイメージが強かった恵比寿エリア。現在は、恵比寿ガーデンプレイスに代表されるような大型商業施設や高級ショップも軒を連ねるようになり、ハイセンスな街に生まれ変わりました。
複合商業施設だけでなく大衆的なスーパーや100円ショップなどもあるため、買物で不便することはないでしょう。また、3路線が利用できる恵比寿駅は都心へのアクセスも良好、治安に関しても、渋谷区の中では良い方といわれます。
恵比寿でマンスリーマンションを利用する場合の注意点・ポイントは、治安は良いとはいっても、駅前は比較的犯罪発生率が高めであること、また物価も同じように高めであることです。
流行の発信基地として知られる渋谷区は多くの若者に人気があり、スタートアップ企業、商業施設、オフィスビルなども集まるなど、とても活気のある町です。人気スポットだけでなく基本的なインフラも整い、交通の利便性も良く、生活はしやすいでしょう。人口密度が高いだけに治安は全体的に悪いといわれますが、代々木や恵比寿など治安が良い場所もあり、笹塚十号坂商店街や笹塚大通り商店街など庶民的でほっこりできるエリアもあります。渋谷でマンスリーマンションを利用する際の注意点は、規制や条例の影響により物件の数がさほど多くないことです。さらに、家賃相場は都内でも高い方に分類されています。従って、渋谷でマンスリーマンションを探す場合は、豊富な物件数と実績を持つ不動産会社を参考にしたほうがいいでしょう。
象徴的スポット・池袋サンシャインシティでお馴染みの池袋は、新宿、渋谷に並び立つ東京屈指の歓楽街です。ターミナル駅の池袋駅を中心に複数路線を利用することができ、都内主要駅への交通アクセスは良好、買い物スポット、飲食店、各種生活インフラ、人気スポットなども目白押しで、池袋に居住すれば便利に楽しく過ごすことができるでしょう。池袋でマンスリーマンションを選ぶときのポイントは、池袋駅から徒歩10分圏内は好立地ですが、その分、家賃相場が軒並み高くなることです。また当駅周辺は人が集まりやすく、事件事故も多発しています。従って、池袋駅の近くで物件を探す場合は、防犯対策も一緒に考えておく必要があるでしょう。
古き良き日本文化と下町情緒を残しつつ、近代的な要素も積極的に取り入れながら心地よく発展を遂げてきた上野エリア。浅草の存在感が強く文化的スポットが多いイメージですが、アメ横に代表されるように商業地区の活気も旺盛で、百貨店、家電量販店、飲食店も十分すぎるほど林立しており、生活の利便性は問題ありません。気になる交通アクセスも良好で、上野周辺では6つの駅を利用することができ、都心の各主要駅へ不自由なくスムーズに移動できます。上野でマンスリーマンションを利用するときの注意点は、駅前を中心に犯罪発生率が高いこと、地域によって、業者によって、時期によって家賃に差があることなどでず。似たような物件でも家賃の差が月に10万円以上になることもあるので、条件を細かく設定しながら慎重に選んだほうがいいでしょう。
世界的なサブカルチャーの発信基地であり、アジアを代表する電気街としても知られる秋葉原。オタクのためのユートピアというイメージもありますが、エリア全体で商業施設など買い物スポットが豊富で物価も安く、鉄道は複数路線を利用することができて交通アクセスも良好、治安も以前に比べて良くなってきたため、秋葉原は一般の方にとっても住みやすい街です。マンスリーマンションを選ぶときのポイントは、エリアによって店や施設の数、品揃えが異なること、治安の良さにも差があることです。秋葉原全体のデータを見ると同時に、エリアごと、駅ごとに家賃相場や生活の利便性をチェックしたほうがいいでしょう。
本を代表する企業が集い多くのサラリーマンが行き交う街といえば、東京駅・日本橋です。特徴は企業活動とサラリーマンの熱気に加え、交通アクセスが抜群に良いことです。日本の玄関口ともいわれる東京駅にはJR山手線をはじめ、中央線、京浜東北線、横須賀線、東海道線など多くの路線が乗り入れており、羽田空港を含め都内全域へスピーディーに移動できます。皇居が近いこともあり、警察官によるパトロールは頻繁で治安も良好、スーパーマーケットや百貨店など商業施設も立ち並び、買い物スポットも不足ありません。マンスリーマンションを利用するときの注意点は、エリア全域で家賃相場と物価が高めなことです。当該エリアで格安物件を見つけるためには、通常よりも詳細なリサーチが必要になるでしょう。
重要文化財の「大森貝塚」が発見された場所として知られる品川区は、長い歴史と伝統を持つ古い街です。古いといっても東京屈指の近代的な街でもあり、有名企業の本社や研究所が拠点を構え、超高層オフィスビルも立ち並ぶなど、新宿や渋谷にも比肩する発展的な街並みを形作っています。買物スポットの豊富さ、生活インフラの充実、交通アクセスも良好であり、品川エリアならどこに住んでも基本的に生活はしやすいでしょう。マンスリーマンションを選ぶときのポイントは、エリアごとに異なる犯罪発生件数と家賃相場に気をつけることです。治安に関しては東側の方が比較的良好、家賃相場は大崎や五反田など歓楽街の多いエリアは高く、戸越銀座や武蔵小山など昔ながらの街並みが見られるエリアは安いという傾向にあります。
東京都内で女性からの人気がある街の筆頭といえば、目黒です。その理由は、目黒は犯罪発生率が低くて治安が良く、安心して暮らすことができるからです。また、有名大学が集まっていることや、高級住宅街が多いこと、オシャレなお店が多いことなど、ハイセンスなイメージが定着していることも人気を押し上げる要因となっています。そんな目黒ですが、マンスリーマンションを利用するときの注意点は、他のエリアに比べて家賃が高いことです。一般賃貸住宅に比べると割安ですが、目黒の場合、マンスリーマンションは地価の高い駅周辺に集まっていることもあり、家賃の高さは覚悟しなければなりません。そして、無駄な出費を減らす対策や、目黒ならではの生活の利便性でいかにカバーできるかがポイントになるでしょう。
新橋は「サラリーマンの街」と称されることから分かるように、年中、ビジネスマンの熱気に包まれた働く大人の街です。住居よりオフィスや飲食店の方が圧倒的に多いため、住むのに適した街とはいえませんが、複数路線が利用できる交通の便の良さや、飲食店の数も種類も豊富なこと、意外にも治安が良いことなど、生活の利便性と安全性は悪くありません。一方、新橋は銀座の隣に位置しており、家賃が全体的に高めであることや、多くの居酒屋が軒を連ねる繁華街でもあり、夜になると酔っ払いが増えるなどの問題もあります。新橋でマンスリーマンションを探す場合は、こうした点を考慮しながら物件を選ぶ必要があるでしょう。
山手線内側のエリアになると、大型商業施設が建ち並ぶ山手線沿線エリアとは違う顔を持ちます。山手線の内側で人気のある六本木や麻布エリアは、住宅地がありつつもオフィスビルも建ち並ぶエリアであり、いわゆる都心部になるため山手線沿線以上に家賃相場が高いエリアとなっています。これらのエリアは、地方在住の人にしてみたらびっくりする家賃相場と感じるかもしれません。しかし、東京23区はどうしても家賃が高くなってしまう傾向があるので、マンスリーマンションを利用することで少しでも初期入居費用を抑えたいところです。
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蒲田・大森エリアを網羅する大田区は、小さな工場が集まる工業の町であると同時に、下町情緒や昭和風情が残る落ち着きと安心感のある町です。ターミナル駅は皆無ですが、エリア内には東海道線と京急線が並行して走り、東京駅方面と横浜駅方面へのアクセスが良好、羽田空港が近く空の移動もしやすいなど、交通の利便性は上々です。商業施設は多くないものの、大森駅周辺にはショッピングモールが3つもあり、加えて羽田空港や平和島にはレジャー施設も充実しており、買い物など日常生活で不便を感じることはないでしょう。マンスリーマンションを利用するときの注意点は、比較的治安が良くない大田区であるため、犯罪発生率の低いエリアとそうでないエリアを見分ける必要があること、またそれと同時に防犯意識を高めておくことです。家賃相場は落ち着いた水準にあり、格安物件を見つけるのに苦労することはありません。
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落ち着いた環境とリーズナブルな家賃相場により、ファミリー・単身者層に人気のある板橋区。板橋駅から東京駅までは約30分で着くため、都心へのアクセスが良好といえます。また、春になると石神井(しゃくじい)川周辺で桜が咲きほこり、夏には「いたばし花火大会」が開かれるのも魅力です。
山手線の外側にある練馬ですが、新宿駅や池袋駅へのアクセスが良い地域です。都営バスや関東バスなども利用しやすく、交通環境が整っているのが特徴です。東京23区の中では家賃相場が比較的安く、駅近物件でも価格がそれほど上がりません。区内の各駅前にはスーパーやドラッグストアが充実しており、生活に便利なエリアです。
「中野ブロードウェイ」をはじめアニメや漫画などのサブカルを扱うショップが多いことで有名な中野区エリア。区内には6路線が通っているため、新宿・渋谷・東京など主要都市へのアクセスが抜群です。治安も良く、人通りが多いため一人暮らしの女性にもピッタリ。駅前の商店街でほとんどのものが揃う生活に便利な地域です。
商店街やスーパーなど駅前の施設が充実していながら閑静な住宅街に囲まれている杉並エリア。生活に困ることがなく、落ち着いた環境で住みやすいと評判です。都心部へのアクセスも良く、渋谷や新宿へも近いので通学・通勤にも便利な立地。警察によるパトロールも頻繁で治安が良いため、学生や女性でも安心して暮らせるエリアです。
教育機関や公園、交番が駅近にあり、子育てをする環境が整っている下北沢エリア。駅から少し離れたところには閑静な住宅街が多く、犯罪率が少ないのが特徴です。古着やおしゃれなカフェが多く、若い世代からも人気を集めています。交通アクセスが良く、新宿・渋谷まで乗り換えせずに行けるのも魅力です。
東急線沿線を中心とした、商業地域でありつつも閑静な住宅街が広がる世田谷エリア。若者の街と呼ばれるエリアの三軒茶屋駅や学生街の経堂駅などが主な駅で、渋谷へのアクセスは最短で4分と早くて便利です。都会の利便性と緑豊かな自然が共存しているので、23区の中でも住みやすいとの評判を得ています。
東京にいながらもどこか落ち着いた雰囲気を感じることができる二子玉川エリアは、世田谷区の中でも落ち着いた雰囲気のある地域です。夜遅くまで営業しているクラブや居酒屋が少ないところも特徴的で、女性の一人暮らしや子どもがいる家族におすすめのエリアとなっています。
都会のオアシスとして知られる江東エリア。東京ビッグサイトや木場公園、清澄庭園などの観光スポットがあり、幅広い世代から注目される地域です。交通の便も優れていて、とてもエネルギッシュな街並みでもあります。亀戸・門前仲町方面では、古き良き下町の風情を楽しめますよ。
千葉県と隣接する葛飾区は、誰もが知る有名な映画や漫画の舞台となった下町の情緒あふれる街。物価が安く、スーパーや商店街といった買い物スポットが充実しています。また羽田や成田へ直通で行ける電車も通っているので、飛行機をよく利用するビジネスマンにおすすめのエリアです。
23区の東部に位置する江戸川は、荒川や江戸川といった大きな河川や東京湾と接する水に恵まれたエリアです。激安スーパーだけでなく診療所やクリニックも多いため、生活するのに便利な街。葛西臨海水族園や小岩菖蒲園などの動植物を楽しめる人気スポットもあります。
JR総武線と半蔵門線などの地下鉄路線が充実している墨田区エリアは千葉方面へも都心へのアクセスも良好。羽田空港や成田への電車も運行しているので、出張などで飛行機をよく利用するビジネスマンにも好まれるエリアです。
東京23区にこだわらないのであれば、浦安エリアも東京や大手町といったビジネス街に通いやすい場所で人気を集めています。浦安といえば東京ディズニーリゾートがある場所で有名ですが、東京都内への通いやすさの面でも人気があるエリアです。
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浅草や上野を中心に歴史ある街並みが広がる台東区。あまたの観光名所もさることながら、複数の路線が利用できる鉄道やバス、道路の充実など交通の利便性や、買い物事情の良さ、警察署と地域事業者がタッグを組んだ安全対策への取り組みなど、生活しやすい環境も魅力的です。
中央区は文字通り東京23区に位置しており、ビジネス街や商業エリアをメインに構成されるリッチな街です。高所得者層が集まり、高級マンションやタワーマンションも多く立ち並び、家賃相場や物価は高めですが、一方で整備が行き届いた街は着実に進歩しており、JR東日本、東京メトロ、都営地下鉄の各路線が利用できる交通の利便性、銀座など高級商業地域の魅力は中央区ならではです。
日本最高学府の東京大学が所在する文京区は、エリート層が集まるインテリな街です。学生が多い割に家賃相場は決して低くはありませんが、一方で皇室のお墓がある関係から警察の警備やパトロールは厳重で治安が良く、東京大学医学部付属病院はじめ大学病院も多く、行政サポートも手厚いなど、住みやすいエリアです。
皇居、国会、霞が関、最高裁判所など国家の枢要機関が集結する千代田区は、東京はおろか正真正銘、日本の中心地です。大手企業や大銀行、新聞社なども本社を構え企業活動の中心でもあり、サブカルチャーの発信地・秋葉原も千代田区にあります。従って家賃相場は高めですが、東京の玄関口にして複数路線が利用できる「東京駅」を中心にアクセスのしやすさは抜群で、買い物事情も良く生活の利便性は最高です。
羽田エリアは、大田区や品川区などバランスの整った街が目立ちます。空港にアクセスしやすい駅が多いのはもちろんですが、随所に下町風情が残り、落ち着きのある街並みが広がり、買物施設が豊富で、魅力的な観光スポットが多いのもこのエリアの特徴です。家賃相場はピンキリですが、探せば好立地なエリアの好物件も見つかります。
東京都内は通勤・通学先など、目的によって住む場所をいろいろと選ぶことができます。しかし、マンスリーマンションを探す際にエリアや条件を絞りすぎると、かえって見つかりにくくなることもあります。
同じエリアでも、最寄りの駅・路線が変わってくることもよくありますので、住所と最寄駅・路線の関係性を確認しておくことも大切です。マンスリーマンションを選ぶ際のコツを紹介していますので、参考にしていただければと思います。