新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした水際対策として、帰国者や一時帰国者は入国前の新型コロナウイルス検査後に14日間の自主隔離が必要です。自主隔離先としてホテルを選ぶ人が多いものの、ホテルの利用には不便な点や注意点もあります。
当サイトでは、一時帰国時の住まいとしてマンスリーマンションをおすすめする理由やホテルとの費用比較、マンスリーマンションを利用した人の体験談をまとめました。
短期間の滞在であれば、ビジネスホテルをはじめとしたホテルの利用を検討する人が多いでしょう。出張や研修を理由に一時帰国するのであれば、会社や空港などへアクセスしやすいホテルを選ぶのがおすすめです。ホテルは自炊ができない反面、客室は常に清潔な状態を保てるうえ必要なアメニティはだいたい揃っているので、帰国時の持ち物を最低限で済ませられるのは嬉しいポイントだと言えるでしょう。
「せっかくの休暇はのんびりと過ごしたい!」という人は、やはり実家は多くの条件を満たしています。長期滞在の場合は、実家や親類宅を拠点として旅行を楽しむ人もいるかもしれません。
ただし、コロナ禍などの緊急事態時は「親族の元へ帰ることで迷惑をかけてしまう可能性がある」として、気軽に帰宅できないと考える人もいるでしょう。中には、2週間の隔離期間を過ぎても、実家への滞在を自主的に避ける人も多いようです。
1つの住まいを複数人で共有するゲストハウスは、共同のキッチン・リビング・トイレ・バスルームと個人の寝室で構成されていることが一般的です。生活に必要な家具家電は揃っているので、多くの荷物を持たずに帰国しても問題ありません。
「一時帰国の際に他の滞在者と交流したい」という人や、社交的なパートナーと帰国する人などは、ゲストハウスでの生活を楽しいと感じるでしょう。
マンスリーマンションに滞在するメリットは、家具家電が揃っており自分の好きなタイミングで家事ができることです。ゲストハウスのように必要最低限の荷物で入居できるうえ、自分だけのスペースが確保されています。
その反面、まとまった費用が発生するというデメリットはありますが、敷金・礼金・保証人の必要がない物件も多いため、一時帰国に適していると言えるでしょう。
帰国の目的に合わせて、移動しやすいエリアを選ぶのがポイントです。頻繁に移動する必要がある場合は、駅周辺にあるマンスリーマンションを選択しましょう。ただし、昇降者数が多い駅や繁華街の近くにある物件は、時間帯によって騒音が気になることがあるため注意が必要です。
また、長期滞在をする人は、徒歩圏内にコンビニやスーパーマーケットがあるかをチェックしましょう。滞在エリアに詳しくない場合は、グーグルマップなどを活用して周辺状況を把握するのがおすすめです。
滞在中に仕事をしなければならない場合は、インターネット環境が整っている住まいを選択する必要があります。インターネットが利用できるかだけでなく、通信速度や利用制限の有無などもあらかじめ確認しておくと、「スムーズな作業ができなかった」などのトラブルを回避できるでしょう。また、部屋に専用のデスク・チェアや作業スペースが完備されていると、作業効率アップに繋がります。
長期滞在といっても、その期間は人によってさまざまです。とはいえ、数週間~数か月の滞在をする場合は、マンスリーマンションを利用するのがおすすめです。ホテルのようにキッチンや洗濯機が設置されていない場合、外食やコインランドリー利用の機会が多くなり、身体的にも経済的にも負担が大きくなっていまいますが、マンスリーマンションであれば好きなタイミングで家事ができます。
もともとの予定よりも長い滞在となった際に、その分だけ拠点の手配も行わなければなりません。この時、滞在場所を移動するよりも慣れた場所で暮らし続けられるほうが、荷物をまとめる、移動での時間・身体的負担は少ないでしょう。特に、コロナ禍が原因で一時帰国をした場合は、長期滞在になることも視野に入れて宿泊先を選定するのが重要です。
一時帰国の際に必要となる手続きは、インターネットを介して海外から行うのが一般的です。海外からでもスムーズに契約できるかどうかは、宿泊先を探す際の大切なポイントです。もしも契約者本人だけでの契約ができない場合は、代理人を立てるなどの対策が必要となるため、余計な手間と時間がかかってしまいます。
ほとんどのホテルはネットから予約できますし、マンスリーマンションも保証人を用意する必要がないため気軽に利用できるでしょう。
「静かな環境で寝られるか」「リラックスして過ごせるか」などの快適性は、防音性と深く関係しています。特に、一時帰国中も仕事をする人は、防音性の高さを重視して住まいを選んでください。防音性は住まいの構造だけでなく、周辺状況や近隣住民の生活スタイルとも関係しているため、滞在エリアに詳しくない人は管理会社に相談してみるのも良いでしょう。
ホテルによっては、帰国者からの予約を受け入れていないところもあります。そのため、自主隔離先としてホテルを利用したい帰国者は、帰国者を受け入れているホテルかどうかを事前に確認しておきましょう。
また、客室が埋まっていて予約ができないという状況にならないように、ホテル探しはなるべく早く行なうことも重要です。
ホテルは客室内に洗濯機を設けていないところが多いため、ホテル内にランドリーコーナーがあるかどうかを事前に確認しておくのがおすすめ。ただし、ランドリーコーナーの利用は宿泊費とは別に料金がかかり、さらにほかの宿泊客が使用している間は利用できない不便な一面もあります。
マンスリーマンションは基本的に日常生活に必要な家具家電が揃っているため、ほかの宿泊客を気にせずにいつでも洗濯できます。
また、ネットスーパーを利用すればキッチンで自炊もでき、自主隔離中でも普段の生活に近い暮らしを送ることが可能。コンビニや宅配サービスなどに頼る必要がないので、栄養面や金銭面の不安を軽減できるメリットもあります。
自主隔離中は外出や人との接触ができないため、暇な時間をどう過ごすかも重要になります。マンスリーマンションはネット環境が整っている物件が多く、自主隔離中の暇つぶしになるのはもちろん、リモートで仕事をすることも可能。高速Wi-Fiに対応している物件なら、より快適な自主隔離生活を送ることができます。
利用するホテルのエリアやプラン、シーズンなどによって費用は異なりますが、ビジネスホテルの宿泊費は1日あたり10,000円ほど。自主隔離中(14日)に利用すると140,000円ほどかかる計算になります。
エリアや部屋の広さ、利用する期間、キャンペーンの利用などによって費用は異なりますが、マンスリーマンションの賃料は1日あたり5,000円ほどです。そこに水道光熱費や退去時の清掃費用、会社によっては契約手数料や鍵交換費用などがかかります。あくまで参考ですが、上記の費用例で計算した場合、自主隔離中(14日)に利用すると114,000円かかります。
また上記の計算には含めていませんが、ホテルに宿泊した場合、食事は外食やルームサービスが中心になりますし、洗濯もコインランドリーやホテルの洗濯サービスを利用することになるので、宿泊費以外の出費も高くなりがち。自主隔離期間中に滞在するなら、マンスリーマンションのほうが安く済ませられるでしょう。
海外留学からの一時帰国の際、事情があり実家には滞在せずにマンスリーマンションに1週間滞在しました。ワンルームの1人用のマンションであれば、比較的格安な部屋も多いことが決め手になりました。ビジネスホテルでは、清掃の時間に退去が必要だったりして落ち着かないことがありますが、マンスリーマンションは、自分の部屋のようにリラックスして暮らせるのが良かったです。
海外からの一時帰国で、マンスリーマンションを利用しました。業者の方とは、メールでのやりとりのみで契約し、支払いはカードで済ませられたので、海外にいながら部屋を決められたので安心でした。部屋は手入れが行き届いていて清潔で、次回もマンスリーマンションを利用する予定です。期間限定の割引サービスなどもあるようで、タイミングが合えばお手頃に借りられるのもいいですね。
ベッドやテレビ、ゴミ箱・冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・ドライヤーなど、生活に必要な家電製品が一通りそろっているマンスリーマンション。最近では、ネット環境はもちろん洗濯乾燥機を備えた部屋もあり、海外から到着したその日からすぐに生活を始められるのがいいですよね。
マンスリーマンションを利用する場合に見落としがちなのが、シャンプー・リンス・石鹸、トイレットペーパー・洗濯用洗剤などの消耗品、タオルなどの有無です。細かな部分ですが、どれもなくては困るものばかりなので、あらかじめ用意しておくと安心です。